10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


そう――。

どんなに他の人に優しくされても。

どんなに温かく包んでくれても。

それが和馬くんじゃないってだけで、心が満たされないんだ。

だって、あたしの細胞は、和馬くんじゃなきゃ反応しないんだから。

「ゆず――」

ギュッと、和馬くんに抱きしめられる。

その瞬間、安心感からか、ポロポロと涙があふれた。

「俺だって、ゆずじゃなきゃダメなんだ」

和馬、くん……

「修学旅行の間、ヒロや健といるおまえを見て、ずっと苦しくて」
「それは、和馬くんが、あたしのそばに、いてくれなかったからでしょ?」

嗚咽がこぼれる。

「ごめん、それができなかったんだ」
「……え?」

どういう、こと?

「あの女と約束したから――」

あの女……って。
リーダーのこと?

約束って、自由行動を一緒に回るってヤツでしょ?

そんなの簡単に断ることだってできるじゃん……

「あいつ、俺がずっと傍にいれば、もうゆずに手を出さないって言ったんだ」