10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


取り残されたあたし達は、しばらく無言のまま。

和馬くんは床に座り込んで、口の端から滲む血を手の甲で何度も拭っていた。

「くそっ――。何なんだよ、あいつ」

また、和馬くんが顔を歪めた。

あたしは和馬くんのそばにしゃがみ込んだ。

ポケットからハンカチを取り出し、和馬くんの口元に持っていく。

「ごめんね、和馬くん」
「どうしておまえが謝るんだよ。おまえは何もしてねぇだろが」
「だって、あたしのせいで、こんな……」

俯き加減に言うと、『は?何様だよ』と、和馬くんが眉間にしわを寄せた。

「健は、俺の態度が気に食わなくて殴ってきたんだよ」