10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


ヒロくんの言ってる意味がわからなくて、眉間にしわを寄せながらヒロくんを見上げた。

あたしはヒロくんに腕を引かれ廊下の端に移動して、ヒロくんの言うとおり、ジッとして耳を澄ませてみた。

その時――。

ガラガラっ!!!!

スピーカーの向こうで、勢いよくドアの開く音がした。

『健……てめ、何してんだ』

か、和馬くん!?

驚いて、ヒロくんを見上げる。

ヒロくんは、鼻に人差し指を当て微笑んでいた。

『おまえがずっと逃げ回ってるから、捕まえるにはこの手しかないだろ』
『だからって……』

スピーカーの電源を入れっぱなしにしているのか、放送室での会話が丸聞こえだ。

『そろそろ、はっきりさせた方がいいんじゃないの?』
『はっきり…って』
『俺は全部、あいつに言ったよ?』
『……な』
『おまえが、どこの誰だか知らない女とイチャついてるとき。俺は、ゆずと、ずっと一緒にいた』