10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


『てめぇ、何こそこそ逃げ回ってんだーーー!!! いい加減出てこいっ、この腰抜けがーーー!!!!』

な、なに!?

周りがざわつき始め、軽くパニック状態。

『今すぐ、放送室まで来いっ!!!! いいかっ!! 今すぐにだぞ!!!!』

ちょ、待って!!

健くんのあんな怒鳴り声初めて聞いたし。

どうしよう……

今すぐ放送室に行って、止めた方がいいよね。

後で絶対先生たちにこっぴどく怒られるよ~。

「どうしよう、ヒロくん」

ヒロくんの制服を掴んでヒロくんを見上げる。

すると、ヒロくんは柔らかく微笑んであたしを見下していた。

「大丈夫だよ、柏木。慌てなくて大丈夫だから、大人しく、ここにいよう」
「え、でも――」
「大丈夫だから、耳を澄まして、聞いててごらん」