次は、ヒロくんのお土産だ。
「うお~!!こっちも金!!」
そして、最後に。
あたしの大きな貯金箱。
包み紙をあけた瞬間。
龍兄の顔が黄金に輝いた。
窓から差し込んできた朝日が、貯金箱に反射して、龍兄の顔をリッチに照らしていた。
「……俺。超金持ちになった気分」
金色の龍兄の顔が綻んだ。
「それにたくさん貯金してさ、もっとお金持ちになってよ」
あたしが龍兄に言うと。
「今なら、高級レストランを貸し切っておまえらに何でもおごってやれそうな気分だ」
ニッと、龍兄が歯を見せ笑った。
まさかここまで感動してくれるとは思わなかったけど。
喜んでくれて何より。
まぁ、普通なら、これだけ金づくしなんだから頬を引きつらせるところなんだろうけど。
この龍兄だし。
これを選んでよかったのかな。



