10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


歩きながら見上げた空は、とても高かった。

薄い雲が所々に広がっていて、太陽の日射しを柔らかく反射していた。

たくさんの生徒で賑わう通学路で、ヒロくんと健くんの背中を見つけた。

いつもいるはずの、和馬くんの背中はない。

不思議に思ったけど、同じクラスなんだし。

そのうち会えるよね。

「おはよ」

2人の間から顔を出して挨拶をした。

「おー、おはよ、柏木。朝から元気いいね」
「えへへ。龍兄にこれ渡したときの反応が楽しみでさぁ」

そう言って、袋のさがる右手を軽く上げた。

「そうだね。早く行って、龍兄をさがそうか」
「うん!!」

大きく頷くと、健くんと目が合った。

あたしは、にっこり微笑む。

健くんも、それに答えてくれた。