10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


チラリとあたしを見た健くんは、また儚い星を見上げた。

「おまえが引っ越すって聞いた時さ、俺、ものすごくショックだったんだ。でも、俺こんな性格だろ?なんにも言えんくて……。後で後悔した。どうして、必死に泣きついて止めなかったんだろうって」
「………」
「実は、毎晩泣いてた」
「うそ」
「ホントだよ」

ハハっと、健くんが笑った。

「泣いて泣いて泣きまくって。封印したんだ。もう、おまえを思い出さないようにって」

……健くん。

「でも、その大掃除で出てきてさ。その瞬間、何て言うんだろう。こう、心臓から何か熱いものがわき上がってきてさ。子供ながらに戸惑ったんだ。変な病気にかかったと思って」

また、健くんが笑った。

「それから成長していくごとに、これは病気なんかじゃない。俺は、ずっと昔から、ゆずの事が好きだったんだなってことに気付いた」