「今日、疲れなかった?」 「ううん。大丈夫だよ。健くんこそ、疲れたんじゃない?ずっと歩きっぱなしだったし」 「ハハっ。平気だよ、こんぐらい」 空を見上げながら健くんが笑った。 小さな星が、微かに輝いている。 光って、消えて。 なくなったと思ったら、また微かに光る。 とても、儚い光りだった。 今、強風が吹いてしまえば、頭上に輝く星達が全部消えちゃうんじゃないかと思うくらい。 それぐらい、頼りない光りだった。 「俺さ、どうして和馬なんだろうって、ずっと思ってた」