……うん。 龍兄にぴったりだと思う…… 龍兄、キンキラキンだよ。 よかったね――… その日の夜。 健くんからメッセージが届いた。 ――“今から出てこれる?” 同室の女子の目を盗んで、部屋を飛び出した。 シャワーを浴びたばかりだったので、昨日と同じ浴衣姿で。 廊下は人の気配がなく、シンと静まり返っていた。 あたしの走るスリッパの音だけが、パタパタと響いていた。