10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


健くんに腕を引かれるあたし。

その後ろから、頬を膨らませるヒロくん。

でも、その表情は少し柔らかい。

あたし達を、そっと見守ってくれてる目だった。

――『本気でぶつかってみろよ』

ヒロくんも、今日の自由行動の意味はわかってると思う。

テンションがいつも以上に高いのも。

わざと頬を膨らませているのも。

空気を和ませようとしてくれているんだって。

背中から、強く感じた。


「ねぇ、見て見て。龍兄のお土産、これなんかどう?」

金閣寺のお店で、あたし達は龍兄へのお土産を探した。

その中で、一際目立つものがあり、それを手にして2人に見せた。

「ぶはっ!!柏木、それ、ウケる」

あたしの手におさまるものを見て、ヒロくんが噴き出した。

健くんも、クククっと笑いをこらえている。