10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


健くんが言った瞬間、走るスピードが上がった。

体が後ろにのけ反って、落ちそうになる。

その体を、隣の健くんが支えてくれた。

あたしの肩に腕を回して。

カァっと熱を持つ頬。

勢いよく走る人力車。

あたしの鼓動と共に、加速していった。

その時――。

一瞬だけ、リーダーと共に歩いている和馬くんを見つけた。

本当に一瞬のことだった。

大きく心臓が跳ねたけれど、もう、昨日みたいに凹んだりはしなかった。

だって、昨日の夜決心したから。

真正面からぶつかるって。

もう、逃げないって。

修学旅行が終わったら、きちんと、伝えるんだ。