あたし達は、大きな川を見下しながら渡月橋を渡り、昨日飲むことができなかった抹茶を飲むことに。
店内で抹茶セットを注文し、3人並んで赤い椅子に腰かけた。
3人分の抹茶と、3色団子が並ぶ。
「ね、ね、記念に写真とろ!!」
鞄の中から、デジカメを取り出した。
「ヒロくん。抹茶飲んでよ。写真撮るから」
「えー!!俺だけ撮るの?」
「じゃあ、健くん入ってよ」
椅子から立ち上がってカメラを構え、健くんに言った。
「はぁ? 絶対嫌だ」
「そんなこと言わないで。ねっ!!」
「…って、うわっ!!」
無理矢理健くんの腕を引っ張り、ヒロくんの隣に座らせた。
「はーい、2人とも、お茶碗持ってこっち見て笑ってねー」
ヒロくんはすぐに抹茶を飲むマネをしてくれたけど。
「健くんも早く!!」
「………」
健くんは嫌々ながら、お茶碗を口元に持っていった。
「はい、チーズ!!」
カシャ――。



