10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


翌日の自由行動。

あたしは、ヒロくんと健くんと、旅館を飛び出した。

手には、ガイドブック。

時間の許す限り、できるだけ色んなところに行こうと、誰よりも早く出発した。

健くんと気まずくなってしまうかなと思ったけど。

いつも通りだった。

いつものように、『おはよう』とクールに声をかけてくれて。

『迷子になるな』と、微笑んでくれた。

でも――。

あたしには、わかる。

あたしの先を歩く健くんの背中が、いつもと違ってたことぐらい。