10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


拭っても、拭っても拭っても。

ポロポロと溢れる。

おかしい――…

どうして?
止まらない……

「………」

健くんが、あたしの隣ですくっと立ち上がった。

「健? どこ行くんだよ」

ヒロくんは、急に立ち上がった健くんを見上げた。

健くんは、少しはだけた浴衣を整え。

ポン。と、あたしの頭に手を乗せた。

手の触れた部分が、ジンワリ温かくなる。

健くんは、そのまま何も言わずに去って行った。


――…健くん。