10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


「……うん」

健くんの揺れる瞳を見ながら頷いた、その時。

遠くからガヤガヤと賑やかな声が近付いてきた。

反射的に目を逸らし、声の方へ顔を向ける。

健くんも、あたしの目線を追った。


「健。おまえ、こんなとこにいたのかよ」

男子の群れから顔を出したのは、浴衣姿のヒロくんだった。

「UFOキャッチャーしようって言ったんじゃんか。勝手に消えんなよな!!」

何故かご立腹なヒロくんは、吊り上げた目をあたしへ向けた。

みるみるうちに、その目が丸まっていく。

「か、柏木?泣いてるの?」

ヒロくんに言われて慌てて涙を拭ったけど、もう、遅かった。

一度は止まったと思ったのに、また溢れだしてきた。