10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


しばらく健くんの胸を借りていたあたし。

呼吸を整える為に深呼吸をし、健くんの胸からゆっくり顔を上げた。

濡れた頬に、横髪がくっつく。

それを、健くんが優しい手付きで取ってくれた。

「1日だけでいいから――」
「………」
「明日だけ、俺のものになってよ」

視線が絡む。

健くんの瞳は、とても柔らかい色をしていた。

締め付けられる心臓。

――『俺のものになってよ』