10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


あたしの震える手に、そっと健くんの手が。

隣の健くんとは、体が密着している。

健くんの手があたしの肩に回ってきて、そのまま抱き寄せられた。

健くんの髪はまだ濡れていて、ポタポタと雫が落ちてくる。

「こんな薄着で外に出るから、冷たくなってんじゃん」

頭上で、かすれる声。

さらに、健くんの腕の強さが増す。

「ホント、アホだよ。おまえ。どうして風呂上りに外なんか……」

ギュッと抱きしめられて、あたしの涙腺が緩む。

健くんの浴衣を強く握って、肩を震わせた。

もう、我慢できなくて。

健くんの声があまりにも優しすぎるから。

全てを、健くんに任せたくなった。

あたしの、弱さだ――…

「俺が、守ってやる。 一生」

健くんの声は、もうかすれてはいなかった。

強くて、男らしくて。

あたしは、健くんにすがりつくように、また顔を埋めた。