10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


――カタン。

和馬くんの唇がリーダーの唇に触れた、その時。

あたしの背後で物音がした。

驚いたけど、振り返ることができない。

この物音に反応したのは、あたしだけではなかった。

遠くにいる和馬くんとリーダーが、こちらを見ている。

目が合った。

リーダーの頬に伸ばしていた手を、素早く引っ込めた和馬くん。

また、震えがきた。

はぁっと、酸素を吸い込む。

一気に体中に酸素が回り、軽くめまいがした。

足に力が入らず、膝がガクリと折れた。

「――ゆず」

背中に、誰かの温もり。

崩れかけた体を支えてくれて。

あたしは、力の入らない体を、健くんに預けた。