10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


京都の夜は、紅葉のライトアップでとても明るかった。

暗くなっても紅葉が楽しめるなんて、知らなかった。

すごくキレイ。

あたし達が泊る旅館も、柔らかな光りに包まれていた。


「柏木さん。みんなで温泉行くけど、柏木さんどうする?」

5人一組の部屋。

畳の部屋の隅っこで、鞄の中から荷物を取り出していると、同室の女子が話しかけてくれた。

あたしと同室なんて、みんな嫌がるだろう。

そう思っていたのに。

快くあたしを入れてくれる人がいたんだ。

とても嬉しくて感謝してるけど……

「ごめんね。今日はダメな日なんだ」

顔の前で両手を合わせた。