10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


バスまでの道を、健くんの胸にしがみついてた。

大きくて、温かくて――。

周りからの視線が集まれば、それを避けるように背中を向けてくれて。

嬉しかった――…

「柏木、痛む?」

バスに着いて、椅子に座らせてくれた健くん。

すぐにヒロくんがあたしの元に駆け寄ってきて、膝の傷口を見た。

「うわー。また派手にやっちゃったねー」

あたしは、苦笑しながら肩をすくめた。

「確か、救急箱あったよな」

健くんがバスの一番の前の席を探した。

「うん。先生が座ってたとこにあるはずだよ」

ヒロくんも一緒に探している。

「おっ、あったあった」

ヒロくんは、上の扉付きの荷物棚から救急箱を取り出した。

それを健くんに渡す。

「ゆず。しみるけど、我慢しろよ」
「……うん」