健くんは、言いながら立ち上がった。 その瞬間、フワっと浮いた身体。 また、周りから悲鳴が上がる。 「ちょ、健くん!?」 お姫様だっこをされ、ジタバタもがく。 「大人しくしろよ」 「え? だって!!」 「このまま見せ物にされるよりましだろ」 「………」 「顔、見られたくなければ、俺の胸に隠れてろ」 ドクン――ッ!! 心臓が大きく脈打った。 頬が熱を持ち始め、健くんのシャツをギュッと握り、健くんの胸に顔を押しつけた。