10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


「マジでいいの?ここからの景色最高だったのに」
「ぜ、全然いいの。色んなところで撮れればそれでいいし」
「そう?」
「うん、そう」

はぁ……

なんだか、旅行どころじゃない。

和馬くんの事が気になって仕方ない。

まだ自由行動でもないのに、あたし達の近くにいない和馬くん。

フラッシュの中で見た和馬くんの姿は、まぼろし、だったのかな。

あまりにも和馬くんのことを考え過ぎて、あたしの中で作り出してしまったのかも。

いつの間に、こんなに気持ちが大きくなってたんだろう……。

ポン――。

頭に、柔らかい感触。

右上を見上げると、健くんが、眉間にしわを寄せ微笑んでいた。

それは、とても切なげで。

また、あたしの心臓が軋んだ。

そうだよね……

あたしの考えてることなんて、全てお見通し。

なんだよね……

ごめん、健くん――…