10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


D組の塊の、少し後ろをのろのろ歩いているあたし達。

和馬くんは……

あの、塊の中。

それでも、誰よりも背の高い和馬くんの頭はひとりだけポツンと出ていて。

どんなに人ごみに揉まれていても、一発で見つけることができる。

気が付いたら、和馬くんを目で追ってて

ハッと我に返っては、慌てて目を逸らす。

ガイドさんが説明をしている間、ずっとその繰り返しだった。


清水寺に続く長い階段。

蟻の行進のように、ぞろぞろと上って行く。


「みなさーん。ここ、清水の舞台から京都の街を見下してみて下さぁい」