10年ぶりに再会した幼馴染みがイケメンすぎて困ってます!


思わず、目を逸らしてしまった。

髪を整えるふりをして、俯いた。

ふと、俯く視界に入ったのは、和馬くんのスニーカー。

完全に、顔を上げるタイミングを失ってしまった。

つま先は確実にあたしに向いていて。

話しかけるなら今しかチャンスはないのに、

どうしても、顔を上げることができなかった。

ジャリ、と、砂の鳴く音。

視界に入る和馬くんの足は方向を変え、生徒の波に消えていった。