「京都だぁ!!」
「京都だぁ!!」
空港からバスに揺られ、京都の町に足を下ろしたあたし達は、グッと伸びをして辺りを見回した。
興奮のあまり声を上げると、ヒロくんと重なった。
「ガキかよ」
クールに言ったのは健くんだ。
あたし達の後ろからゆっくりと降りてきて、目を細めてあたし達を見ている。
「だって、京都だよ?」
「そうだぞ、健。おまえだって、来たの初めてだろ?」
ヒロくんとあたしのテンションはほぼ同じくらい高かった。
クールに振舞ってるけど、きっと健くんだって嬉しいはずだと、ヒロくんと一緒に同意を求めて健くんにすがりついた。



