学校一の王子は、好きって伝えたい


まるで、僕といるのがつらい、怖いみたい、じゃないか。

だとしたら、好きなのは、僕…?

推しかもしれないのは、僕…?

もう少し押したら、いけるのかな。

でも、怖がらせるのも…。


放課後、心花ちゃんを待ち伏せしていた。


「わ」

「驚かせちゃった?」


ぼんやり歩いていた心花ちゃん。

可愛い声で驚いていた。


「寄る所あるんだけどさ、一緒に帰らない?」

「えと…」

「妹と、弟の学童のお迎え。子ども苦手?」

「そういうわけじゃないですけど…」


何か引っかかってるような感じがした。


「…帰りましょ」

「そう来なくっちゃ!」


何の間だったのかは分からないけど、一緒にいられるならそれでいいんだ。

僕には3年生の弟と、4年生の妹がいる。

部活が無い日はお迎えをお願いされている。


小学校に着き、学童の教室に着くと、


「お兄ちゃん!!」

「帰ろー!」


弟の侑也と、妹の紗也がすぐに駆け寄ってきた。


「お姉さん、お兄ちゃんのお嫁さん?」

「ばっっ」


紗也がニコニコしながら無邪気に言ってきた。

僕が顔を赤くしていると、


「お兄ちゃん、顔赤いー」


と侑也が茶化してきた。