「別に、予定は無いのでいいですけど…何でですか」
この可愛さで、鈍感だと?!
悪くない!
「え、あ…まあ…仲良くなりたいから?」
思わず目線をずらした。
「…アリーナ席の女の子とでも食べればいいんじゃないですか」
「え?アリーナ席?」
「2階席、3階席の私は、先輩と食べる権限ないです」
「へ?」
何を言ってるんだろう。
「先輩は、アイドル王子なんです。アリーナ席の可愛い女の子しか、特別な絡みはできません」
「よく分からないけどそんなことないよ?というかその理論なら心花ちゃんはアリーナ席どころか、僕と同じステージ立ってるよ」
心花ちゃんは首を横に振った。
そして、どこか嫌そうな顔をされた。
「僕は純粋に、仲良くなりたいだけなんだけどな…ダメ?心花ちゃんとの接点が欲しい」
彼女は目を伏せてしまった。
何を考えてるのか分からない。
心花ちゃんの人生に、僕はいちゃいけないのだろうか。
「…考えておきます」
そう言って、去ってしまった。
そんなこと言われても、心花ちゃんのクラス分からないのに…。



