学校一の王子は、好きって伝えたい


絡むようになって3ヶ月程が経過した。

なんとなく避けられながら、でもたまに一緒にいてくれる心花ちゃん。

少しずつだけど、僕に向ける表情は柔らかくなっていった。

マイペースともまた違うんだろうな、と思った。

何か、一緒にいたくない理由もあるんだろうなと。


もうそろそろ…好きって言っちゃダメかな。

好きだよ、心花ちゃん。

早く、愛情表現したいのに。

抱き締めたいのに。

でも嫌われたくない、これ以上距離を取られたくないと、気弱になる僕がいる。

告白を機に、一緒にいられなくなったら嫌だ。

でも彼女には、好きなような人がいると言っていた。

取られたくない。

そっちの方が強かった。


決心した。

今日の放課後、告白する。


放課後、空になった教室に心花ちゃんを呼び出した。


「ありがとう、来てくれて」


心花ちゃんは頷いた。


「大事なこと伝えたいんだ」

「はい」


僕の心臓は高鳴っていた。


「雨の日初めて話しかけた時から、ずっと好きでした。ううん、朝見かけられないかなーって、見回すくらい、一目惚れしてました。僕と、付き合ってほしいです」

「んん…」


なんとも言えない声を出された。