月明かりに照らされた銀の髪が…、 キラキラと、輝き、反射して。 ――――彼の周りまで、光り輝いて見えた。 まるでそこだけ、別世界みたい…………。 ギシ…、と。 板の鈍い音が、した。 「………結城?」 ――――その声で、はっ…と我に帰る。