講堂は静まり返っていた。
冬の光が、ステンドグラスを通してゆっくりと降りてくる。
まるで、今この瞬間だけは時間そのものが止まっているかのように。
照明はやや青みがかった白
沙弥「それでは、高等部卒業式を始めます」
その声が響いた瞬間。
“終わり”が、確かに始まった。
沙弥「卒業証書授与」
昨年は"見送る側"だった…
でも、今年は違う…
"見送られる側"になった
沙弥「アイドル科 海川…実花!」
実花「はい」
一歩、前へ。
その背中には、これまで積み重ねてきた“B4の時間”がすべて刻まれていた
実花「私はこの学園で、たくさんの“輝き”を知りましたわ
そしてその輝きを次の世代へ繋げる立場になれたことを誇りに思いますの」
軽く微笑む。
でもその目は、もう次を見ていた。
実花「ありがとうですわ」
拍手。
長く、深く、温かい拍手。
そう…1人ずつ、名前を呼ばれて…
挨拶をする…
もちろん、学科別に…
これがBrillo Estrella学園の伝統…
沙弥「海咲…穂乃華!」
穂乃華「はい」
そして、静かに一礼。
穂乃華「この場所で過ごした日々は、私の宝物ですわ
誰かの夢の一部になれていたのなら、それが一番嬉しいですわ」
その言葉は、まるで“風”みたいだった。
優しくて、でも確かに残る。
沙弥「続いて…スクールアイドル科
咲峰…愛桜!」
愛桜「はい!」
一歩前へ出た瞬間、空気が変わる。
“次代の中心”として立ち続けた少女。
愛桜「44代目としての時間は、本当に濃くて…
たくさんの出会いと、たくさんのステージがありました」
少しだけ笑って…
愛桜「そして私は、45代目としてもこの学園に立ち続けます
だからこれは“終わり”じゃなくて、“通過点”です!」
その言葉に、観客席が揺れた。
愛桜…私の相棒
これからも、一緒に…
Twinkle☆Star☆Happy☆Worldの…
TSHWの…花を咲かせてみせる!
ううん…
花を咲かせ続けてみせる…!
沙弥「彩冬…卯月!」
卯月「はい!
静かな時間も、熱い時間も…
全部が音楽でした
ここで学んだことは、ずっと忘れません」
沙弥「志紀…皐月!」
皐月「はい!
私はまだ、もっと上を目指します!
だからここは、スタート地点です!!」
沙弥「神無月…彩香!」
彩香「はい!
光が差す瞬間を、何度も見ました
その全部を、次へ渡します」
沙弥「霜月…有彩!」
有彩「はい!
誰かの“憧れ”になれていたなら、それだけで十分です」
沙弥「続いて…プロデューサーアイドル科」
そう…私達の"この学年"には…
デザイナーアイドル科はいない…
沙弥「向坂…美嘉!」
美嘉「はい!」
一瞬、講堂の空気が締まる。
“44代目B4”
そして…
"45代目B4の象徴"
美嘉「昨年は、私にとって“覚悟”の年でした
支えられて、導かれて、そして…
何より、自分で選ぶ年でした」
一度、息を吸う。
美嘉「私はここで終わりません
この3年間…
この学園で受け取ったものを、必ず次へ繋ぎます」
まっすぐ前を見る。
その視線はもう“未来”だった。
沙弥「哉島…珠凛!」
珠凛「はい!」
珠凛ちゃんは…
"元43代目B4"
珠凛「歴史の中に立つということは、重さと責任の両方を持つことです
私はそれを、この場所で知りました
昨年度卒業した、姉の想いを引き継ぎ…
元43代目B4として、象徴曲である『アニマルカーニバル』を歌いました」
やっぱり…
珠凛「そこで、"未来へ託せた"と思います
ありがとうございました!!」
沙弥「水無月…吾子!」
吾子「はい!
静かでも、確かに届くものがあることを学びました」
沙弥「高山…早苗!」
早苗「はい!
この場所は、私の原点です
ありがとうございました!」
沙弥「海城…麗華!」
麗華「はい!
未来は、必ず誰かが作るものだと知りましたの…
これからは、あなた達に託しますわ!」
沙弥「水谷…真希!」
真希「はい!
私は学級委員長として、この学園の“裏側”も“表側”も見てきましたわ!
だからこそ、全部に意味があると思っていますの…
次世代の皆様、どうか…
この場所を守っていってくださると嬉しいですわ!
ありがとうですわ!!」
全員が一歩下がった、その瞬間…
講堂が、完全に静かになった。
誰も喋らない…
誰も動かない…
沈黙が訪れた
ただ、“終わったこと”だけがそこにあった。
そして…
沙弥「……卒業、おめでとう」
拍手が鳴り響く…
少し遅れて涙混ざりになる
冬の光が、ステンドグラスを通してゆっくりと降りてくる。
まるで、今この瞬間だけは時間そのものが止まっているかのように。
照明はやや青みがかった白
沙弥「それでは、高等部卒業式を始めます」
その声が響いた瞬間。
“終わり”が、確かに始まった。
沙弥「卒業証書授与」
昨年は"見送る側"だった…
でも、今年は違う…
"見送られる側"になった
沙弥「アイドル科 海川…実花!」
実花「はい」
一歩、前へ。
その背中には、これまで積み重ねてきた“B4の時間”がすべて刻まれていた
実花「私はこの学園で、たくさんの“輝き”を知りましたわ
そしてその輝きを次の世代へ繋げる立場になれたことを誇りに思いますの」
軽く微笑む。
でもその目は、もう次を見ていた。
実花「ありがとうですわ」
拍手。
長く、深く、温かい拍手。
そう…1人ずつ、名前を呼ばれて…
挨拶をする…
もちろん、学科別に…
これがBrillo Estrella学園の伝統…
沙弥「海咲…穂乃華!」
穂乃華「はい」
そして、静かに一礼。
穂乃華「この場所で過ごした日々は、私の宝物ですわ
誰かの夢の一部になれていたのなら、それが一番嬉しいですわ」
その言葉は、まるで“風”みたいだった。
優しくて、でも確かに残る。
沙弥「続いて…スクールアイドル科
咲峰…愛桜!」
愛桜「はい!」
一歩前へ出た瞬間、空気が変わる。
“次代の中心”として立ち続けた少女。
愛桜「44代目としての時間は、本当に濃くて…
たくさんの出会いと、たくさんのステージがありました」
少しだけ笑って…
愛桜「そして私は、45代目としてもこの学園に立ち続けます
だからこれは“終わり”じゃなくて、“通過点”です!」
その言葉に、観客席が揺れた。
愛桜…私の相棒
これからも、一緒に…
Twinkle☆Star☆Happy☆Worldの…
TSHWの…花を咲かせてみせる!
ううん…
花を咲かせ続けてみせる…!
沙弥「彩冬…卯月!」
卯月「はい!
静かな時間も、熱い時間も…
全部が音楽でした
ここで学んだことは、ずっと忘れません」
沙弥「志紀…皐月!」
皐月「はい!
私はまだ、もっと上を目指します!
だからここは、スタート地点です!!」
沙弥「神無月…彩香!」
彩香「はい!
光が差す瞬間を、何度も見ました
その全部を、次へ渡します」
沙弥「霜月…有彩!」
有彩「はい!
誰かの“憧れ”になれていたなら、それだけで十分です」
沙弥「続いて…プロデューサーアイドル科」
そう…私達の"この学年"には…
デザイナーアイドル科はいない…
沙弥「向坂…美嘉!」
美嘉「はい!」
一瞬、講堂の空気が締まる。
“44代目B4”
そして…
"45代目B4の象徴"
美嘉「昨年は、私にとって“覚悟”の年でした
支えられて、導かれて、そして…
何より、自分で選ぶ年でした」
一度、息を吸う。
美嘉「私はここで終わりません
この3年間…
この学園で受け取ったものを、必ず次へ繋ぎます」
まっすぐ前を見る。
その視線はもう“未来”だった。
沙弥「哉島…珠凛!」
珠凛「はい!」
珠凛ちゃんは…
"元43代目B4"
珠凛「歴史の中に立つということは、重さと責任の両方を持つことです
私はそれを、この場所で知りました
昨年度卒業した、姉の想いを引き継ぎ…
元43代目B4として、象徴曲である『アニマルカーニバル』を歌いました」
やっぱり…
珠凛「そこで、"未来へ託せた"と思います
ありがとうございました!!」
沙弥「水無月…吾子!」
吾子「はい!
静かでも、確かに届くものがあることを学びました」
沙弥「高山…早苗!」
早苗「はい!
この場所は、私の原点です
ありがとうございました!」
沙弥「海城…麗華!」
麗華「はい!
未来は、必ず誰かが作るものだと知りましたの…
これからは、あなた達に託しますわ!」
沙弥「水谷…真希!」
真希「はい!
私は学級委員長として、この学園の“裏側”も“表側”も見てきましたわ!
だからこそ、全部に意味があると思っていますの…
次世代の皆様、どうか…
この場所を守っていってくださると嬉しいですわ!
ありがとうですわ!!」
全員が一歩下がった、その瞬間…
講堂が、完全に静かになった。
誰も喋らない…
誰も動かない…
沈黙が訪れた
ただ、“終わったこと”だけがそこにあった。
そして…
沙弥「……卒業、おめでとう」
拍手が鳴り響く…
少し遅れて涙混ざりになる

![アイドル学園〜ステージに咲く美しい花〜 [完]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/1082306/swt8bhm8ap-thumb.jpg)