明日マネージャーやめます!

 「ありがとうございます~!美味しく頂きますー!」

 キラキラと笑う鈴木さんにお辞儀してバンへと戻る。


 車内では、未だムスッとした顔の橘がシートの上で体育座りしていた。


 「…挨拶してきた。あなたも早く準備して」


 「…わかったけど、その前に話したいことあるから隣座って」


 橘の言う通りに隣の席に座ると、橘はようやく私と目を合わせた。


 「キスシーンは、ちゃんと撮る。だけど、たかが、って言ったこと訂正してください」

 うーん、訂正するも何も、私にとってはほんとにキスシーンなんて、どうとでもないだけど…。


 でも、そんなこと言ってこれ以上橘の機嫌を悪くしたくもない。

 「分かったわよ、ごめんなさい」

 「思ってないですよね、その言い方だと」