「おはようございま~す。今日もよろしくお願いしま~す」
撮影場所である横浜に着き、現場のスタッフ達に挨拶する。
月9ドラマともあって、撮影もスタッフのレベルも高い。
車を降りるなり、ドラマ監督が私に近づいてきた。
「森下さん!今日もよろしくお願いします!」
「いえ、こちらこそ、うちの橘をよろしくお願いします」
「今日はキスシーンですからねぇ~、女性スタッフ達、気合入っちゃってて笑」
監督はハハハと笑うと現場を見渡した。
確かに、なんだか女性スタッフ達がソワソワしている。
んー、まぁ、美男美女のキスシーンを無料で合法的に直に見れることなんてそうそうないから浮き足立つ気持ちもわかるが…。
キスシーンの良さが分からない。
他人の恋愛事情を見て、キュンキュンしたり、面白いと思う感覚もイマイチよく分からないが。
「監督。おはようございます」
「おぉ~!橘くん!今日も元気~?」
「はい!今日もめっちゃ元気ですよ!」
さっき喧嘩して不機嫌だったのはどこに行ったのやら、橘はキラキラ営業スマイルで答える。
こういう所は、プロ意識ちゃんとしてるんだけどなぁ…。
「今日のメインはなんと言ってもキスシーンだから!頼むよ~」
監督は橘の肩をバンバンと叩くと、撮影スタッフ達の所へと戻って行った。
残された私と橘との間に気まずい空気が流れる。
「私、鈴木さんに挨拶してくるから」
「そ、行ってらっしゃい」
「まだ拗ねてるの?相手役の方への挨拶なんだから、あんたも一緒に行くの!」
「…やだ」
橘はプクっと頬を膨らませるとそっぽを向いた。
全く…24歳だってのに行動が子供っぽいんだから。
「じゃ、私一人で行ってくるから!」
橘は不機嫌そうにヒラヒラと私に手を振るだけだった。
撮影場所である横浜に着き、現場のスタッフ達に挨拶する。
月9ドラマともあって、撮影もスタッフのレベルも高い。
車を降りるなり、ドラマ監督が私に近づいてきた。
「森下さん!今日もよろしくお願いします!」
「いえ、こちらこそ、うちの橘をよろしくお願いします」
「今日はキスシーンですからねぇ~、女性スタッフ達、気合入っちゃってて笑」
監督はハハハと笑うと現場を見渡した。
確かに、なんだか女性スタッフ達がソワソワしている。
んー、まぁ、美男美女のキスシーンを無料で合法的に直に見れることなんてそうそうないから浮き足立つ気持ちもわかるが…。
キスシーンの良さが分からない。
他人の恋愛事情を見て、キュンキュンしたり、面白いと思う感覚もイマイチよく分からないが。
「監督。おはようございます」
「おぉ~!橘くん!今日も元気~?」
「はい!今日もめっちゃ元気ですよ!」
さっき喧嘩して不機嫌だったのはどこに行ったのやら、橘はキラキラ営業スマイルで答える。
こういう所は、プロ意識ちゃんとしてるんだけどなぁ…。
「今日のメインはなんと言ってもキスシーンだから!頼むよ~」
監督は橘の肩をバンバンと叩くと、撮影スタッフ達の所へと戻って行った。
残された私と橘との間に気まずい空気が流れる。
「私、鈴木さんに挨拶してくるから」
「そ、行ってらっしゃい」
「まだ拗ねてるの?相手役の方への挨拶なんだから、あんたも一緒に行くの!」
「…やだ」
橘はプクっと頬を膨らませるとそっぽを向いた。
全く…24歳だってのに行動が子供っぽいんだから。
「じゃ、私一人で行ってくるから!」
橘は不機嫌そうにヒラヒラと私に手を振るだけだった。
