「じゃ、そこのペアは負け確っスね!」
陸がからかい混じりにフフンと鼻を鳴らす。
カッチーン。
わかっているけど、あえて言われるとちょっとムカつく。
その分だけ、眉間の皺を深めておいた。
「あ。採点結果出たみたいだよ」
大和がスタッフから結果の書かれたメモを受け取る。
中を開くと、意味深に私たちをぐるりと見渡した。
「全員商品は正解だったみたいだから、タイム勝負。
で、勝ったのは……」
ジャカジャカジャカ……と何人かがドラムロールを口ずさむ。
ジャン!と弾ける声の後、大和が声を張り上げた。
「美玲×大和チーム!!」
わっと素直に驚いて、美玲は開いた口を手で覆う。
えー!と彩加と陸の声が揃う中、大和も少し気まずそうに笑って続けた。
「……て、ことで。ご褒美の配信デート権が与えられるわけなんだけど……」
大和の視線が美玲へ向く。
「美玲は、誰を誘う?」



