台本通りの恋はしない!―仕組まれた恋リアで、本気で恋しちゃダメですか?―




「……ということで、ゲーム終了!
みんな、ちゃんと買い物できた?」

数分後、再び全員が集まってそれぞれ荷物を抱えている。

お互いの持ち物を確認し合うように、みんなが列から顔を覗かせあった。

「俺たちはフォトフレームと、」
「インスタントカメラですっ」

ひよりと陸が同時に、一つずつ手に取った商品を掲げる。


なるほど、統一感ある。
もう少し時間があれば、私たちも2問目までいけたのかも。


「私たちは、花火と……」
「バケツ」

美玲と大和が大量の手持ち花火のセットをカメラに見せる。
「そのうち花火やるのかな」と、ウキウキした声が周りから上がった。


「俺たちは黒ひげ危機一髪と、」
「人生ゲーム!」


大きな箱を持つ手を紫苑と彩加が前に出す。
「ゲーム係なんだね」と美玲が楽しそうに肩を揺らした。


「――で、瑠奈たちは?」

大和の声に、みんなの注目がこっちへ向く。
むす、と拗ねた顔を作りながら、ケーキの箱を持ち上げた。

「瑠奈たちは、いっこしか見つけられなくてぇー……」
「ホールケーキだった」

ぐずるのを制止するかのように、爽真がスパッと結論で切る。

容赦ない塩対応。テンポ感が完璧だった。