「紫苑さん、爽真さん!今下で、大和さんがかき氷作ってくれてて――……え゛ッ」 至近距離、しかも上裸で睨み合う爽真と紫苑。 それを見た陸の表情が、ギシッと固まる。 「……」 険しい顔が引かないまま、爽真は黙ってそっぽを向く。 「あ、ちょっと待って陸!これ、誤解……」 紫苑は一瞬で顔を王子に戻して、すぐに距離をとったのに。 「……あ、と……失礼しました」 未だかつて見たことがないくらい大人しくなった陸が、静かにドアを閉めていく。 パタンと再び密閉された空間に、気まずい空気が流れた。