台本通りの恋はしない!―仕組まれた恋リアで、本気で恋しちゃダメですか?―


>>やばっ!!何今の顔!?!?
>>そうまが笑ったの初めてだよね!?


>>あんなの、ほぼ告白じゃん!!


高速で流れて興奮しているコメントに、頭をガツンと殴られる。


「爽真も恋すると、あんな顔になるんだね」


そこに、左側から悪魔の囁き。

その声はあまりにも小さくて、左耳をイヤホンで塞いでいる爽真には聞こえていない。
爽真はただ、気まずそうに遠くに視線を投げるだけだ。


(否定しないってことは――“そう”ってことだ)


胸が痛い。ちぎれそう。
なぜだかはまだわからない。

でも、それを表に出しちゃいけない。

爽真に負担をかけてしまう。