「ところで。明日はオフでしょ?
爽真も瑠奈ちゃんも、帰省するよね?」
小競り合いを一抜けした紫苑が、ポンと手を打って話題を切り替えた。
明日明後日は、アオバケロケ初にして唯一のオフ。
明日の朝帰省して、明後日の夕方に帰ってくる段取りになっているのだ。
――この話題か!?狙いは。
なら、ボロを出すまいと身構える。
爽真は完全無視を貫いた。
「瑠奈は帰るよぉ♡爽真くんと紫苑くんもそうするでしょ?」
「もちろん。久々に羽伸ばせるねー」
紫苑が清々した顔で頷く。
それに反して爽真は、じっと私の顔を見る。
後ろ髪を引かれてるかのような、渋々って顔でため息をついた。
「……マネージャーが迎えにくるから、仕方なく」
……帰りたくないの?
私なんて、帰省に関しては今からウキウキハッピーな気分なのに。
「瑠奈ちゃんはさ、休みの日って普段何してるの?」
紫苑がほんの少し体を傾けて問いかけてくる。
爽真の耳もピクリと動いた。



