玄関を開けると、満面の笑みで立っている優希くん。 「お待たせっ、朝ご飯食べられた?優希くんは」 「あぁ。食べたよ。和物とか」 「和食なんだっ」 私がおかしそうに笑うと、 顎をクイッと持たれる。 唇が近づいてきて── 目をギュッと瞑る。 「髪に埃ついてた」