目の悪い君と余命半年の私

私には遠い存在だと思っていた高校生。だけど今年憧れだった高校生になった私。

中学の時から憧れていた高校生。

いつもキラキラしていて、私の中で〝ざ〟青春のイメージ

だから私も高校生になったら

大好きな友達と毎日過ごして、バカ騒ぎして
恋をして好きな人と付き合う。

そんな青春ができると思ってた。
だけど…私の現実は想像とは程遠かった。


「長くて半年でしょう」

え…?病院の先生に言われ思わず動揺し、自分の耳を疑う。

半年…?うそ、だよね…?だって、
この前まで元気で、最近ちょっと頭痛が酷くて、微熱が続いてたってだけで、今日は一応のために病院に来ただけじゃん。

私は先生の言葉が信じられず、愕然とした。

そして先生とお母さん、私の間に沈黙が訪れる。

数秒もしないうちにお母さんがその沈黙を破ったのがわかる、
けど私は先生とお母さんの会話の内容がうまく耳に入ってこなかった。


私天月星凪、高校一年今日余命宣告されました。

そうやっと理解できた時、先生が
「これから数日検査致しますので星凪さんには2日ほど入院してもらいます。」

「わかりました。星凪あなたは先に部屋に行っておいで」

突然、お母さんい声をかけられ驚きながらも返事をして病室から出た。



side??

ザァーザァー
俺は浜辺に座って、海音を聞きながらある人にもらった手紙を開く。

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__へ
__がこっちを読んでるってことは手術成功してんだね。
おめでとう。__がこれを読んでいる頃私は、もうそこにはいないでしょう。これは私が__に送る最初で最後の手紙。
そして私からの二つ目の誕生日プレゼント・


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「はは…二つ目の誕生日プレゼントか…」

俺は1人、誰もいない浜辺でポツリと呟いた。

この場所は、初恋で大好きだった人と来た初めてのデート場所。
そこに1人浜辺で潮風に当たりながら大好きな人からの手紙を読んでいた。

その手紙には、見ていてわかる優しくて真っ直ぐな人が書いたとわかるような綺麗な字で書かれていた。

「そんなものいらないから…戻ってきて…」

また俺の大好きな綺麗な声を聞かせてよ。

いつもみたいにひょっこり出てきて俺を驚かせてよ…。
そう思っても俺の会いたい人は出てこない。

「__…置いていかないでよ…」

俺はもう届かない声を1人海に向かって出す。

だけど海の音が俺の声を消すように砂と砂がぶつかった音がする。

「__くんそろそろ入っておいで」

黒髪でロング髪のエプロンをつけた女性に呼ばれ、俺は海を後にする。

もう一度…一緒に来たかったな…

海を振り返って思う。