時田君と私の秘密の契約〜毎週金曜日の秘め事〜

 今日は私の誕生日だ。夏生まれの私は、熱いジリジリとした太陽の下で、何で私は夏なんかに生まれてしまったんだろう…。と一人夏生まれを呪っていた…。

 普通の恋人同士として付き合い始めた私達は、秘密の契約を結んだ日から気が付けば一年近く時が経過し、今では金曜日だけでなく、会いたい時に会うラブラブな関係を続けていた。
 
 今日は何だか一樹がソワソワとして様子がおかしい…。一緒にいても部屋の中をウロウロして落ち着かず、まるで何かを隠しているようによそよそしい…。

 「一樹何かあった⁇明らかに様子が変だよ…⁇」
 
 私の言葉にピタッと足を止めた一樹は決意したように私の前で振り返った。

 「あのさ…俺達結婚しない⁇俺が全力で向日葵を幸せにします。俺と結婚してください。」

 まさかのプロポーズに私は胸がいっぱいになった…。

 「でも…私可愛い女じゃないし、仕事も続けたいし、いい奥さんになれないかもしれないよ…⁇」

 「向日葵は向日葵のままでいて大丈夫。そのままの向日葵が俺は好きだから。」

 「うん。有難う。宜しくお願いします。」

 一樹から指輪を貰った私は嬉しくて一樹に抱きついた。

 私達には私達の形がある。幸せの形は人それぞれだ。私達は私達なりの幸せを二人で模索していけばいい。

 


 私は向日葵って言うこの名前が大嫌いだった…。でも今は、太陽に向かってまっすぐ伸びる、この名前が大好きだ♡








・:*+.:+♡






時田くんと私の秘密の契約〜毎週金曜日の秘め事〜(完)


Happy End