死んでいる君

ーーコツン、コツン

この建物の中身は誰もいないから、5人の足音がよく響く。

「本当に何か出そうだな。」

「そんなこと冗談でも言うなよ!」

めっちゃそう…

ーーコツン、コツン、ペタペタ

ん…ペタペタ?

ゾワァ

「みんな!後ろ」

やばい、やばい、背後に「何か」がいる!

『ねえ、みんなこんなところに何しにきたの?ここは危ないよ。』

髪型はボサボサしていて長く、病衣を着ていてところどころ傷がある。

「逃げるぞお前ら!」
柳田が、声を張り上げた。

あれ、足が…動かない

逃げようとした、逃げようとしたけれども何故か逃げれなかった。

どうした、俺はどうしちまったんだ…!

そんなことをぐるぐると考えてる間に、他の4人の姿はもういない。

ーーぺた、ペた

奴が近づいでくる。

ああ…俺、しぬな…

「ねえお兄さん!そんなところでボーッと突っ立て何してるの?」

え…

「バカだねあの人たち。死んじゃうかも。」

「どういうことだ?」

「えっとね、戦争で死んだ人たちが地縛霊の集合体みたいになってるから、おれよりかは弱いけど普通の人間にとっちゃ、ゴリゴリのムキムキで魔法が使える人間みたいだから!」

「やばいじゃん!あいつら…」

「でも大丈夫あの子たちは外に出れるよう俺の仲間が誘導してくれてるから。」

よかった…でも

「俺はどうすんの?」

「ああ、君にはもう少しここで過ごしてもらうよ。大体3日ぐらい。

う、うっそ〜ん