「さーちゃん、怖かった? 大丈夫?」
「ううん、ちょっと感情移入しちゃった。だって最後にあんな裏切りがあるなんて思いもよらなかったから」
「確かに、あのどんでん返しは予想外だったなぁ」
「幽霊よりも生きてる人間の方が怖いんだもの」
なんて、滲んだ涙の理由を誤魔化した。
……私、やっぱり大ちゃんのこと好きなんだなぁ。考えるだけで胸がギュッとなって苦しくてどうしようもなくて。今まで誰かをこんな風に思ったこと、なかった。好きになるってこんな気持ちになるんだ。こんなに激しく感情が揺さぶられるものなんだ。
どうしよう。どうしたらいいんだろう。感情の置き場がわからなくて、この先どうしたらいいのか見当もつかない。
それに、映画館を出たら実花さんが待ち伏せてるなんてこと、ないわよね? 大丈夫よね?
「大ちゃん……」
「うん?」
「やっぱり怖かったから、手を繋いでもいい?」
「もちろん」
大ちゃんが私の右手をぎゅっと握る。大きくてあったかくて安心する。
怖かったなんて、嘘。本当は大ちゃんに触れたかったから。でもそんなこと、言えないから……。
「今度はハッピーエンドな映画が観たいですね」
「大ちゃんとだったら、何でもいいよ」
「じゃあまた誘います」
ニコッと笑う大ちゃんが眩しすぎて、胸がキュンとなりすぎて心臓が止まるかと思った。思わずAEDの場所を探してしまったくらいだ。
大ちゃんは実花さんのこと、どう思っているんだろう。二人はどんなお付き合いをしていたんだろう。やり直したいだなんて、少なくとも実花さんは大ちゃんに気がある。大ちゃんはそんな気はないって言っていたけれど。
私の方がいい女でしょうって言えたら、どんなにいいことか。どうしてこういう時、強気になれないんだろう。いつもの私なら、もっと自信満々でいられたはずなのに。
「ううん、ちょっと感情移入しちゃった。だって最後にあんな裏切りがあるなんて思いもよらなかったから」
「確かに、あのどんでん返しは予想外だったなぁ」
「幽霊よりも生きてる人間の方が怖いんだもの」
なんて、滲んだ涙の理由を誤魔化した。
……私、やっぱり大ちゃんのこと好きなんだなぁ。考えるだけで胸がギュッとなって苦しくてどうしようもなくて。今まで誰かをこんな風に思ったこと、なかった。好きになるってこんな気持ちになるんだ。こんなに激しく感情が揺さぶられるものなんだ。
どうしよう。どうしたらいいんだろう。感情の置き場がわからなくて、この先どうしたらいいのか見当もつかない。
それに、映画館を出たら実花さんが待ち伏せてるなんてこと、ないわよね? 大丈夫よね?
「大ちゃん……」
「うん?」
「やっぱり怖かったから、手を繋いでもいい?」
「もちろん」
大ちゃんが私の右手をぎゅっと握る。大きくてあったかくて安心する。
怖かったなんて、嘘。本当は大ちゃんに触れたかったから。でもそんなこと、言えないから……。
「今度はハッピーエンドな映画が観たいですね」
「大ちゃんとだったら、何でもいいよ」
「じゃあまた誘います」
ニコッと笑う大ちゃんが眩しすぎて、胸がキュンとなりすぎて心臓が止まるかと思った。思わずAEDの場所を探してしまったくらいだ。
大ちゃんは実花さんのこと、どう思っているんだろう。二人はどんなお付き合いをしていたんだろう。やり直したいだなんて、少なくとも実花さんは大ちゃんに気がある。大ちゃんはそんな気はないって言っていたけれど。
私の方がいい女でしょうって言えたら、どんなにいいことか。どうしてこういう時、強気になれないんだろう。いつもの私なら、もっと自信満々でいられたはずなのに。



