目を覚ましたら目の前に大ちゃんがいて、「おはよ」と爽やかに笑った。
「……おはよう」
「寝起きの桜子さんて、なんか新鮮ですね」
「はっ! やだ、寝ぼけてたわ!」
恥ずかしくなってベッドへ潜り込む。シーツの感触が妙に生々しいと思ったら、何も着ていないことに気づいた。
そうだ、酔った勢いでワンナイトっていう素敵イベントを、昨晩は堪能したんだった。気持ちが良くって、私ったらそのまま寝てしまったんだ……。
「大ちゃん、私、昨日……」
「うん?」
上半身を起こしている大ちゃんも何も着ていなくて、逞しい胸板や腹筋が目に飛び込んでくる。
「……すごい筋肉ムキムキ?」
「ああ、俺意外と筋肉ありますよ。柔道やってたし、今は仕事でも力使うし」
「触ってもいい?」
「いいですよ」
細いのにガッシリとした筋肉質の腕をペタペタ触る。昨夜肌が触れ合ったときは、そんなまじまじと見る余裕がなかった。私も仕事で力を使うから、腕の筋肉には結構自信があったのだけど、大ちゃんはその比じゃないくらいに逞しい。
「すごい。腹筋も割れてる」
「……桜子さん、筋肉フェチとか?」
「そういうわけじゃないけど、なんかかっこいいなって」
「俺はなんか、試されてる気分」
「試す? 筋肉を?」
「いや、なんでもないです。好きなだけ触ってください」
そう言うから、遠慮なくペタペタ触ってただけなのに、突然腕をぐっと掴まれて前のめりになった。そのまま大ちゃんは私を抱きしめる。
「ちょっと、大ちゃん?!」
「桜子さんが触ってくるから、俺も触りたくなったんですけど」
「私は大ちゃんほど筋肉ないよ?」
「そうですね」
と言いつつ、大ちゃんは私の肩に顔を埋めてクスクス笑い出した。「桜子さんって面白いね」なんてツボに入ったかのようにずっと笑っている。どの辺りが面白かったのだろう、よくわからないけれど……。
「……おはよう」
「寝起きの桜子さんて、なんか新鮮ですね」
「はっ! やだ、寝ぼけてたわ!」
恥ずかしくなってベッドへ潜り込む。シーツの感触が妙に生々しいと思ったら、何も着ていないことに気づいた。
そうだ、酔った勢いでワンナイトっていう素敵イベントを、昨晩は堪能したんだった。気持ちが良くって、私ったらそのまま寝てしまったんだ……。
「大ちゃん、私、昨日……」
「うん?」
上半身を起こしている大ちゃんも何も着ていなくて、逞しい胸板や腹筋が目に飛び込んでくる。
「……すごい筋肉ムキムキ?」
「ああ、俺意外と筋肉ありますよ。柔道やってたし、今は仕事でも力使うし」
「触ってもいい?」
「いいですよ」
細いのにガッシリとした筋肉質の腕をペタペタ触る。昨夜肌が触れ合ったときは、そんなまじまじと見る余裕がなかった。私も仕事で力を使うから、腕の筋肉には結構自信があったのだけど、大ちゃんはその比じゃないくらいに逞しい。
「すごい。腹筋も割れてる」
「……桜子さん、筋肉フェチとか?」
「そういうわけじゃないけど、なんかかっこいいなって」
「俺はなんか、試されてる気分」
「試す? 筋肉を?」
「いや、なんでもないです。好きなだけ触ってください」
そう言うから、遠慮なくペタペタ触ってただけなのに、突然腕をぐっと掴まれて前のめりになった。そのまま大ちゃんは私を抱きしめる。
「ちょっと、大ちゃん?!」
「桜子さんが触ってくるから、俺も触りたくなったんですけど」
「私は大ちゃんほど筋肉ないよ?」
「そうですね」
と言いつつ、大ちゃんは私の肩に顔を埋めてクスクス笑い出した。「桜子さんって面白いね」なんてツボに入ったかのようにずっと笑っている。どの辺りが面白かったのだろう、よくわからないけれど……。



