僕の父親はコックリさん

「明日の新聞とか、ニュースにも乗るってよ」
 ダラダラとあるきながら洸平が呟く。嫌がっているのかと思って見てみれば、街灯に照らされたその表情はまんざらでもなさそうだ。次に大学が休みの日、警察から表彰状を送られるとも伝えられている。
「正雄のおかげだな」
 妖が言うと正雄は軽く肩をすくめた。
「ただ声が聞こえてきて、それで行動してただけだよ」
 考えるより先に行動。そうじゃないとできないこともある。
「でも、あんな小さな声がよく聞こえたよな」