結局なにもできないまま1時間が経過していた。 その頃には一志が目を覚ましていたけれど、隣に真由美がいることで落ち着いた表情を見せていた。 「佳代!!」 スピーカーから《制限時間終了です》と聞こえてきてから私と良はすぐに保健室を飛び出して相談室へやってきていた。 戸を開くとすぐそばに立っていた佳代が倒れ込むようにして廊下へ出てきた。 全身ビッショリと汗をかいていて、体温が高い。 「佳代、大丈夫?」 「大丈夫……」