地下室を下りてくると前回使用したチェンソーとアクリルの箱に守られたコアがそのままそこにあった。 景色はなにも変わっていないけれど息苦しさを感じて首元に手を当てる。 「どこかにヒントがあるはずだ。絶対に」 良がつぶやく。 夜明けまであと6時間ほどだ。 それまでにコアを壊すか、命令を覆すことができなければならない。 私はゴクリと唾を飲み込んでコアに近づいた。 アクリルの箱はチェンソーによって細く穴が開いている。 けれどこれじゃ指一本入れることだって不可能だ。