上靴の取り違え

休み時間に「ねえ、知ってる?」と、知らない生徒が話しかけてきた。「この学校には幽霊が棲みついてて、その幽霊が生前履いてた上靴が今も靴箱のどこかに紛れてるっていう話」その子はにこにこ顔で続けた。「その上靴を間違えて履いちゃうと、二度と学校から出られなくなるんだって〜」私が驚いて「誰ですか? それと何で私にそんな話を⁇」と訊くと、うれしそう。「だって、あなたが今履いてる上靴、自分のじゃないでしょう?」