私の家の近所に鳴海哲平こと、テツが引っ越してきた。
初めて会ったのは、公園の砂場だった。
ベンチに座る母に手を振ってから、私はひとりで砂遊びを始めた。
しばらくして、大事そうにバケツを抱えた子が、母親と手を繋いでやってくるのが見えた。
そのバケツの中には、スコップや型抜きなどの砂遊び道具が入っている。
ふんわりとしたショートカットの髪にパッチリした目。
その可愛さに思わず目を奪われ、この子と仲良くなりたいと思ったんだ。
『こんにちは。いっしょにあそばない? あたし、みおっていうの』
声をかけると、その子はビクッと肩を揺らし、恥ずかしそうに母親の後ろに隠れてしまった。
『あらあら、どうしたの? せっかく誘ってくれたんだから隠れてないで出てきなさい』
『だって……』
母親の服をぎゅっと掴み、その子は後ろから顔だけ出してこちらをうかがっている。
私はもう一度、声をかけた。
『やまをつくったの。こっちからあなをほってみて。いっしょにトンネルをつくろう』
砂場に大きな山ができているのを見たその子は、戸惑いながら母親を見上げた。
『今日、山も作ってみたいって言ってたでしょ。トンネルを作るなんて楽しそうよ。やってみたら?』
母親に優しく諭されたその子は、小さく頷き、恐る恐る近づいてくる。
私は一緒に遊べる嬉しさに、思わず笑顔になった。
初めて会ったのは、公園の砂場だった。
ベンチに座る母に手を振ってから、私はひとりで砂遊びを始めた。
しばらくして、大事そうにバケツを抱えた子が、母親と手を繋いでやってくるのが見えた。
そのバケツの中には、スコップや型抜きなどの砂遊び道具が入っている。
ふんわりとしたショートカットの髪にパッチリした目。
その可愛さに思わず目を奪われ、この子と仲良くなりたいと思ったんだ。
『こんにちは。いっしょにあそばない? あたし、みおっていうの』
声をかけると、その子はビクッと肩を揺らし、恥ずかしそうに母親の後ろに隠れてしまった。
『あらあら、どうしたの? せっかく誘ってくれたんだから隠れてないで出てきなさい』
『だって……』
母親の服をぎゅっと掴み、その子は後ろから顔だけ出してこちらをうかがっている。
私はもう一度、声をかけた。
『やまをつくったの。こっちからあなをほってみて。いっしょにトンネルをつくろう』
砂場に大きな山ができているのを見たその子は、戸惑いながら母親を見上げた。
『今日、山も作ってみたいって言ってたでしょ。トンネルを作るなんて楽しそうよ。やってみたら?』
母親に優しく諭されたその子は、小さく頷き、恐る恐る近づいてくる。
私は一緒に遊べる嬉しさに、思わず笑顔になった。



