「バナナのケーキね、俺甘いもの全然食べないし参考になる。宮ちゃんありがと、そこで買う」
誕生日に友人がケーキを持ってやって来る、なんてハッピーな日だろう。高井君は付近のアパートで一人暮らしをする、仁志君も近辺に住んでいるのだろか。
「仁志君、喜んでくれるといいね」
「うん!」
雨を全部吹き飛ばすニコニコ笑顔の高井君と、一番人の行き交う五号館の、3階の講義室で別れた。
「仁志君、おはよ。元気?」
既に窓際に座る仁志君に手を振り近づく高井君に、仁志君も口角を上げる。
「なんでそんな笑ってんの」
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