紺桔梗の転調








「あ、大食いの仁志君だよ。ケーキの仁志君」

「……親しくって言った?」

 突然、何故?

「何か裏がある……?」

 怪しい、私が仁志君と共通点もなければ、話をしたこともないのだと、日々の一連の流れで高井君は知っている。

「裏はないけど、仁志君が……」

「?」

「ううん、なんか、仲良くなれそうって……俺が。そういうこと、どう? 友達は」